LunaKare暮らしの見守り
ご相談マイスペース

親との対話と家族の見守り

「デイサービスには行きたくない」と言われたら、何を聞く?

利用を説得する前に、本人が嫌だと感じる場面を具体的にし、選び直せる余地を作ります。

一つの「嫌」に、いくつもの理由がある

見学のパンフレットを出しただけで、「そんな所へは行かない」と言われた。家族に休む時間が必要なほど、断られた言葉が重く感じられます。それでも、その「嫌」が食事なのか、集団での活動なのか、送迎の時間なのかはまだ分かりません。知らない場所への不安なのか、以前の経験が合わなかったのかを、本人に聞くところから始めたいものです。

厚生労働省の説明では、通所介護は日帰りで食事や入浴などの日常生活上の支援、機能訓練などを受けるサービスです。[1] 実際の内容や一日の流れは事業所ごとに確認が必要です。家族が想像する「楽しそうな場所」と、本人が落ち着ける場所は同じとは限りません。写真だけで合うと決めず、本人にとって気になる条件を先に書き出してみます。

参加を決める前の、確かめ方を相談する

会話例(架空の場面):子「大勢で何かをするのが気になる?」。親「一日中みんなと同じことをするのは苦手」。子「一人で過ごせる時間があるか聞いてみようか。今日は利用を決めず、説明だけでもいい?」。見学や体験が可能か、その条件も事業所に確認します。本人には見学だけと伝えていたのに、その場で申し込みを迫る進め方は避けましょう。

見学の後に聞くのは「良かったでしょう?」ではなく、「気になったところはあった?」です。食事の量、話しかけられる頻度、休む場所、移動の負担など、答えやすい具体的な話題を出します。「利用しない」という返事も聞く姿勢があれば、利用する場合の条件も話しやすくなるかもしれません。

家族の休息も、相談の席に出す

親の希望を尊重することと、家族が限界まで頑張ることは同じではありません。「私は火曜の午前に休みたい」「一週間ずっと付き添うことはできない」と、自分の事情も具体的に伝えます。本人が一つのサービスを望まない場合には、相談先と別の支え方を検討します。選択肢を一つ断られたことを、家族が全部引き受ける結論にしないためです。

利用が始まっても、送迎の日に気分が乗らない、予定が変わる、帰宅後に疲れるなど、実際に過ごして初めて分かることがあります。本人の感想を残し、事業所や担当者に相談できるようにします。家族が「せっかく決めたのだから」と困りごとを飲み込まないことも、続け方を調整するうえで大切です。

家での記録だけでは分からないこと

開発中のLUNAKARE Life(生活センサー)は、ドアなどの動きを生活の手がかりとして扱うものです。ドアの記録から、本人が送迎車に乗ったことやサービス先へ無事着いたことは確認できません。LUNAKARE Family(家族向けソフトウェアサービス)の情報整理も、人による送迎確認や事業所との連絡を置き換えるものではなく、機能は検証段階です。

目標は、親に「行く」と言ってもらうことだけではありません。本人の過ごし方と家族の休息を、どちらも相談できる形にすること。合わない理由を一つ知ることも、次の選択につながる前進です。

公的情報・参考資料

  1. 厚生労働省 介護サービス情報公表システム「サービス編」確認日:2026-10-14

申請資格、助成、費用、法令は変更される場合があります。判断の前に、お住まいの地域の担当機関で最新情報をご確認ください。

場面と会話は説明用の例であり、実在する利用者の体験談ではありません。製品の説明は開発計画と検証状況に基づきます。出典は該当する背景情報を支えるもので、製品の推奨や効果の保証ではありません。