LunaKare暮らしの見守り
ご相談マイスペース

親との対話と家族の見守り

見守りを始めた後こそ、親に「このままでいい?」と聞く

一度決めた方法を固定せず、本人の気持ちと家族の負担を定期的に見直すために。

導入した日の同意で、終わらせない

最初は「それならいいよ」と言っていた親が、しばらくしてから電話で動きを聞かれるのを嫌がるようになった。家族は「自分で了承したのに」と戸惑うかもしれません。でも、使う前には分からなかった負担もあります。記録を見られることより、細かな質問が増えたことが嫌なのかもしれません。一度の同意を、今の気持ちを聞かなくてよい理由にしないことが大切です。

変化があるのは親だけではありません。家族の勤務時間が変わる、機器を管理する人が忙しくなる、連絡先が増える。最初に作った仕組みが今も合っているかは、暮らしが変われば確かめ直す必要があります。見直しを故障やトラブルが起きたときだけの作業にせず、普段の会話の一部にしてみませんか。

点数ではなく、困った場面を聞く

会話例(架空の場面):子「今のやり方で、嫌だなと感じることはある?」。親「夜のことを毎朝聞かれるのは疲れる」。子「心配で聞きすぎていたね。何を共有するかから考え直そう」。ここで「でも安心のためだから」とすぐ反論せず、本人が負担に感じた具体的な場面を聞きます。便利だった点と同じように、やめたい点も話せることが必要です。

紙に、続けたいこと、減らしたいこと、分からないことの三つを書いてみます。親と家族が別々に書いてから見せ合ってもよいでしょう。家族側の「つい何度も見る」も、見直す対象です。目的に合わない情報を集め続けるより、連絡方法や共有範囲を整理し直す余地があります。

意思を聞く方法も、本人に合わせる

厚生労働省の認知症施策では、認知症の人が本人の意思に基づいて日常生活や社会生活を送ることを目指す意思決定支援が示されています。[1] これは、年齢や診断だけで本人の希望を聞くことを省いてよいとする考え方ではありません。なお、見守りに反対したり、意見が変わったりすることを認知症の兆候と決めつけるものでもありません。

説明が多すぎて難しい場合は、一度に選ぶことを減らし、本人に分かる言葉や時間の取り方を考えます。理解や意思確認について家族だけで悩む場合は、専門職に相談しながら進めましょう。沈黙しているから賛成、家族が安心するから本人も望んでいる、という推測で合意を埋めないようにします。

LUNAKAREが関わるのは、家族が考え直せる余地

LUNAKARE Family(家族向けソフトウェアサービス)は、生活記録と家族の権限、通知、対応を整理する構想です。共有範囲や保存・削除などの仕組みは開発段階で、完成済みの運用として約束していません。将来検討する際には、その時点で実際に提供される機能と説明を確かめ、本人の希望を反映できるかを判断することが必要です。

見守りの成功を、導入した機器の数や取得した記録の量で測らなくてもよいでしょう。親が嫌だと言え、家族も休めないと伝えられ、その言葉を受けて方法を変えられること。次に会ったときの「このままでいい?」は、関係を続けるための大切な問いになります。

公的情報・参考資料

  1. 厚生労働省「主な認知症施策について―意思決定支援」確認日:2026-10-14

申請資格、助成、費用、法令は変更される場合があります。判断の前に、お住まいの地域の担当機関で最新情報をご確認ください。

場面と会話は説明用の例であり、実在する利用者の体験談ではありません。製品の説明は開発計画と検証状況に基づきます。出典は該当する背景情報を支えるもので、製品の推奨や効果の保証ではありません。